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フジロッ久のDVDを見ている、フジ久のライブは祭りだ、僕も二回ほど、だが、ライブを見たことがある、コンセプトもあり、キャラも立ってて、これ以上に何が必要なんだろうと思ってしまう、銀杏と小沢健二の折衷サウンド、カリスマの所在をひしひしと感じてしまう、結局、フジ久の活動していた時代、オタクたちはアイドルに夢中だったか、もしくは、金が無くて、引きこもっていたんだろう、オタクたち、そう、ナードたちはあまりの現実に背を向けていたのだろう、僕だって、そうだ、銀杏の全盛期はまだ、余裕があった、まだ、キッズだった、だけど、大人になって、行き場をなくして、ただ、彷徨っていた、今は、その頃よりは、もう少し、ラフに物事を楽しめてる、つもりだ、きっと、奴らもそうだ、そして、みんな、馬鹿になって、日常は祭りと化す、僕は、引きこもり、ここはディストピアみたいなユートピア、孤独がスタンダードになった時代、フジ久の音楽はちょっと、頼もしい、